健康寿命の延伸の為の歯科医師の役割、嚙める入れ歯、プラークコントロール
入間市で歯周病治療に力を入れている水村歯科医院です。
今日は4月を思わせる様な暖かな日でした。
健康寿命延伸の為、入間市の水村歯科医院の役割について話します。
人は口から駄目になる、しかし人は口から再生する。こんなことを話します。
フレイルという言葉をよく耳にします。コロナ渦のもとで外出自粛生活の長期化はフレイルの悪化をもたらします。
高齢者の心身の特徴として全身の廃用は口から始まります。入れ歯の重要性、噛むことの素晴らしさ、咀嚼と嚥下は一体のもので、呼吸機能や姿勢にも影響しています。
高齢者病棟では胃瘻の患者さんから下記の声を耳にします。
もう口から食べる事はできませんと。
肺炎で入院すると、安静、禁食、入れ歯は外され、口元はたるみ乾燥し、舌も動かなくなります。これが口から駄目になると言う意味です。
食べる事が生きる事の意欲を引き出し、生きがいになる。一生食べる楽しみ、喜びを作る様に心がけています。
先日の初診の患者さんです。上の歯が3本、下が1本しかありません。
話を聞いたところ、他院で7年前に入れ歯を作ったが、入れ歯が合わずに、諦めて歯医者に行ってないとの事でした。
これでは噛めるわけがありません。
7年も入れ歯が無い状態ですから、治療方針として、まず保険の入れ歯を造りリハビリテーションします。入れ歯を慣らしてもらうという事です。
ただし私のクリニックでは、保険でもしっかりと嚙める入れ歯をつくっています。それ以上を望む患者さんには、より以上に満足してもらえるものを造っています。
遅くはありませんが、もっと早く水村歯科医院に来院してくれればと思いました。
よく患者さんに話しをするんですが、食べれるって幸せで、食べれない事って良くないんですと。
食べれない人って、意識不明の重体の人、寝たきり高齢者、重度の認知症の人、重度のインフルエンザ、コロナ患者などなんですと。
いつも、そんな事を考えながら地域医療に貢献しています。