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高齢者が多い口腔粘膜の変化、口腔癌の見分け方
昨日といい今日も良い天気ですね。
昨日は口腔癌の見分け方、救急薬の使い方などのセミナーに行って来ました。
東京歯科大学水道橋病院の副院長の高野先生には、毎年勉強させて頂いて新しい知識技術を習得しています。
最近、高齢化が進み口腔粘膜の変化にともないがんなどの、疾患が多くなってきています。
口の中にも様々な病気が発生しますが、早期に発見できるのは私たち歯科医なのです。
早期発見によりあまり進行せずに早期治療で命が助かった患者さんは沢山います。
たとえ命が助かっても、あごを切除してよく食べれない、舌を切除して、喋れない、物を飲み込めないなどの後遺症が出る事は少なくありません。
口腔癌の危険因子
喫煙、飲酒などの化学的刺激
虫歯、不適合なかぶせ物などの物理的刺激
加齢
これらはいずれも遺伝子に傷を与え続けます
私は患者さんのQOLすなわち健康で幸せな日常生活を続けられる様に日々研鑽しなければと、感じています。
歯周疾患、歯周病と外傷、服用薬剤との注意点
今日は日差しも強く良い天気ですね。
こんな日は気持ちも晴ればれしますね。
最近は色々な理由で病院に通い、薬を処方されている人が多いですね。
薬がセットの様に出される感じしませんか?
あまり知られていないですが、気をつけたい薬と歯科治療を紹介します。
ビスホスホネート薬剤(BP製剤)は骨粗しょう症、変形性骨炎、腫瘍の骨転移、骨形成不全などの疾患の予防と治療に用いられます。
このBP剤を飲んでいる患者さんの治療で主治医の指示に従い、歯を抜いたり、歯周外科処置、などの治療はしてはいけません!
なぜでしょうか?
国内で歯科治療後の顎骨壊死などの発生頻度は0.02%程度と推定されています。
私のクリニックでは、スタッフにも十分な教育をしています。
本当に怖いですから。
自分の薬との相互作用など十分理解していって下さい。
漢方薬をしようした歯周病治療
おはようございます。
最近の歯周病治療はプラークコントロールだけではなく、糖尿病、喫煙、食事など多方面からのアプローチ(治療)がなされるようになってきています。
西洋医学的アプローチに加え漢方薬を応用するようになってきました。
難しくなってしまいますが、歯周病治療に対し生体因子(患者さん、その人)アプローチする事があまりありませんでした!
生体因子とは、年齢、人種、歯の数、歯肉溝浸出液成分、糖尿病などです。
現代の歯周病治療に対するウィークポイントは全体的な環境視野、生体因子あたりにあると思います。簡単に説明すると、スケーリング歯石除去や、ブラッシング指導などでプラークを除去し歯周病菌を減らして歯肉、歯茎を改善する事です。
東洋医学では、宿主を中心に病気をとらえています。
40歳以上の80%が、なんらかの歯周疾患に罹患していると言われています。それは東洋医学的バランスが色々な方向に傾いてしまった為に、体の抵抗力が落ちて歯周病に罹患したと思われます。
私のクリニックでは、漢方薬を歯周病の患者さんに応用しています。
体質改善をする事によって、結果的に歯周疾患を治すという事です。