口腔ケア、歯周病、口内炎等に対する漢方薬療法のアプローチ
先日、日本口腔内科学会にセミナーに参加し、口腔漢方認定医を取得してきました。
現在、口腔ケアの概念が歯科医療に定着し、漢方を導入するドクターが多くなっています。
実際、臨床の場で口内炎、口腔乾燥症、抜歯後疼痛、歯周組織炎、口臭症、味覚障害などに漢方が有効な場合があります。
顎関節症、扁平苔癬」、舌痛症など西洋医学的アプローチでは症状改善が困難な症例にたいして漢方薬が改善効果をもたらしているのも、事実です!
口腔疾患に対しどの様な漢方薬が使用されているか列挙してみます。
下記のほかにも、その患者さんの証が違えば漢方薬も違ってきますからその点は注意して聞いて下さい!
使用頻度が高いものをあげてみます。
口内炎は半夏瀉心湯や黄連解毒湯、口腔乾燥症は白虎加人参湯や麦門冬湯、舌痛症は加味逍遥散、歯周病、歯周疾患には排膿散及湯や黄連解毒湯、口腔内の不定愁訴に加味逍遥散が有効と考えられています。