コロナ虫歯、コロナ歯周病、定期検診、歯科検診
入間市で歯周病治療に力を入れている水村歯科医院です。
先日、テレビで聞きなれない言葉を使っているのを見ました。それは、コロナ虫歯です。
新型コロナウィルス感染が怖くて、虫歯治療、歯周病治療や歯科定期検診に行かずに、口腔内状態が悪化してしまったと言う報道でした。
6月3日の私のブログにも掲載したのですが現在、歯科治療に行き、そこで新型コロナウィルスに感染した患者さんは全くいないのです。
むしろ逆で、歯科医療従事者が感染にさらされている状態です。
歯周病治療に力を入れている私のクリニックでは、スタンダードプリコーションを徹底していますし、それに新型コロナウィルスが加わったまでと考えています。
歯科医院の治療を中断し、治療に通わないとどうなるか、一部分簡単に説明します。
誰でも、どんなに綺麗に歯ブラシで磨いても磨き残しはあるものです。
それが歯垢プラークです。プラークがたまり硬くなった物が歯石です。プラークは細菌、ばい菌のすみかなんです。プラークが溜まっているとそこの歯ぐきは常に炎症、腫れた状態が続き、その後その下の骨、歯槽骨を溶かしその結果、歯がグラグラしてきます。これが歯槽膿漏です。
歯周病菌が悪さをするんです。それと同じ様に虫歯菌が悪さをすると虫歯が広がり大きくなるんです。
新型コロナウィルスが怖いと思うのは当然ですが、正しい知識で対応すると良いと思います。
今月からこの時期に、入間市では毎年、入間市歯科医師会の無料歯科検診を一部の入間市民に行っています。この機会に歯科検診に行ってみては如何でしょうか。
是非行って下さい。
ただ、この無料歯科検診は入間市歯科医師会会員のみで適応なんです。非会員の先生方では適応にならないのが残念です。
有料、無料を問わず治療、検診には行って頂きたいです。
私のクリニックには、何故か、他の歯科医院に通院中ですが、セカンドオピニオンでアドバイスお願いしますと言う患者さんが多数来院されます。
入間市だけではなく、飯能市、狭山市、青梅市、所沢市、日高市、鶴ヶ島市、坂戸市、志木市、東京都、東村山市等遠方の患者さんもおられます。
入間市で歯周病治療に力を入れている私のクリニックでは、上記のような事を、それぞれの患者さんごとの想い、生活習慣、経済状態、治療への不満、要望等聴いていきます。
その中で、今、この患者さんには何がベストで、何がベターかを見つけ出し治療にあたっています。
メディアでコロナ虫歯という言葉が取り上げられたという事は、それだけ多くの国民の口腔内衛生状態が悪化している事を意味しているんです。
私が発信していた以前のブログでの警鐘が悪い方に出てしまった事が残念です。
私のクリニックに通院中の患者はそんな事はありませんでしたが。
数年前のブログに載せた内容を伝えます。興味があれば、探して見て下さい。
早産や低体重児出産が増加してきています。知り合いの看護師に聞いた処、やはりそうとの事でした。
出産前に陣痛が始まります。陣痛は妊婦が炎症性のサイトカインを分泌するから陣痛を誘発するのです。口腔内が汚くプラークコントロール出来ていない妊婦の場合は、歯周病菌により細菌性のサイトカインが分泌されてしまい、それが引き金で陣痛を起こしてしまうのです。
正常な陣痛ではないという事です。
詳細を話すときりがないので、今回は簡単に説明しました。
皆さんも、コロナ虫歯、コロナ歯周病にならない様に気をつけて下さい。